サービス付き高齢者向け住宅の特徴

サービス付き高齢者向け住宅は介護が必要な人が住めるタイプのものもありますが、基本的には要介護度が低い高齢者のための施設になります。一般的にイメージする老人ホームとは異なり、居住者はそれぞれ自立した生活を行っているのが特徴です。安否確認や生活の相談などのサービスは受けられますが、生活介助などは含まれていません。サービス付き高齢者向け住宅の施設はバリアフリーとなっているため、高齢者でも生活しやすいのが特徴です。

段差の多い家やお風呂に手すりがついていないなど、自宅が高齢者の生活に適していないという理由で、入居する人もいます。ただし、サービス付き高齢者向け住宅には入居条件があり、60歳以上もしくは要介護の人しか入居することはできません。要介護といっても、ほとんど介護が必要ない軽度の人に限ります。このような条件となっているため、入居中に介護度が強くなった場合は、退居しなければならないこともあります。

サービス付き高齢者向け住宅に必要な費用は、月々の賃料として10万円~30万円、敷金として賃料の2ヶ月~3ヶ月分が必要です。介助サービスや食事サービスなどを利用する場合は、その分の金額が上乗せされます。老人ホームとは契約形態が異なり、老人ホームは施設を利用する契約となりますが、サービス付き高齢者向け住宅は賃貸料という契約です。入居金はかからないので、老人ホームのように莫大な初期費用は必要ありません。

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