車椅子や障害がある人、高齢者などは住宅を借りる際に、できるだけ安全に暮らせるようにバリアフリーの賃貸を選びたいという人が多いです。バリアフリーの賃貸は、物件が少ないのが現状となっています。バリアフリーの賃貸を借りる際には、障害の特性を伝えて審査に通ることが必須条件です。設備も移動が無理なくできるか、エレベーターがついているか、入り口から室内までどれぐらいの段差があるのか、車椅子を使用している時にはスムーズに移動できるか、キッチンが使いやすい高さか、浴室・洗い場・トイレなどの水回りは十分な広さか、手すりがついているかなどは内見の際にしっかりチェックしたいポイントです。
ほかにも、障がい者や高齢者向けの賃貸の中には、ボタンを押せば助けを呼べたり、スタッフが在中してサポートしてくれる物件などがあるため、生活に不安がある場合にはそのような物件を選ぶと安心できます。賃貸物件が見つからないという場合には、自治体で住宅入居等支援事業のサポートを受けるという方法も受けられます。担当者が不動産会社に物件を紹介してくれるように頼んだりしてくれることから、部屋探しがスムーズに行かないという時に相談してみることがおすすめです。自治体によっては独自の家賃補助制度を行なっているところもあるため、住んでいる自治体の福祉課などに相談してみるのも良いとされています。
バリアフリーの物件は難しいケースも多いですが、不動産会社や家族、自治体などに相談しながら自分に合った物件を探すことが暮らしやすい生活につながります。